白い約束
─多希…!?



─菜穂…グスッ…逢いたい……恭亮に逢いたいよ…!



もう止まらない。



─多希、逢いに行っておいで。大丈夫、店長には上手いこと言っとくし。親には私のとこ泊まるって言ってたらいいやん。だから伝えておいで!



─ありがとう…菜穂。



電話を切った後。



しばし携帯を握りしめ、恭亮を想っていた。
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