パラレル・ワールド~君と僕の今


「ったく、なんだよこのアマ、レイみたいに気がつえぇな」


<<パシッ>>


って、今度はレイまでもが俺の頬っぺたを叩きやがった。


「ったく、めんどくせぇ」


俺はオレンジの髪に纏いつく邪気をワシャワシャと掻きむしって、深さんの隣りに座り込んださ。


ったく、何だってんだ。

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