パラレル・ワールド~君と僕の今


ブロロロ……


走り去るバイクの音が聞こえて。

コギャルはどうやら、俺のもう一人の連れ、誠一郎と共にこの場から消えた。

はっきり言って、どうでもいい。


仕方ない、レイの傍に暫く居ることにすっか。


「ジュンくん、いいのかい?」


深さんが心配そうに聞いてきたけど、

「べつに……」

俺はレイの気に入らない女には関心がない。

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