会いたいと思ったから
やっぱり、その…パラワーとやらに関係があるのかしら?
だったら、気持ち良くは感じないわね…
「お父さんがその日、あの壺を枕元に置いて寝たら、次の日にとっても素敵なことが起こったんですって。長年の願いが叶った…って言ってました。」
「じゃあ、本物だ」
「偽物があるんですか?…そもそも、壺に願いを叶える力なんて…」
「あれは、裏歴史上最高の品物だよ…」
「う、うら?」
深さんが何やら楽しそうに目じりを下げて話している…喜んでいいのか、否定したい気持ちもあるし、、少し複雑な気分で話を聞いていた。