会いたいと思ったから
「怜ちゃんとも会えたし、、、あの壺はもう、俺には必要ないのかもしれないなぁ」
クス…と笑ってまた前を向いた深さん。
なんだか、眩しそうに目を細めていた。
「あんな大きな買い物したのに、、、いらないんですか?」
「あぁ、あれ、思っていたより安かったんだ。俺、鑑賞用のインテリアとか好きだから、また行くね?」
や、や、安かった…ですって?!
やっぱりお坊ちゃんよね…やっぱり。
そんな話をしている間に、バイト先に到着した。