あの丘に…
「お…お名前は…?」

「リルですわ。
この国の者なら名前位知っていらっしゃるでしょう?」

「た…大変失礼致しました!!!通りでお美しいと思いました!!!で…では…ふ…二人で逃げましょう!!!」

私こそ驚いてしまった。普通だったら無理にでも城に連れて帰るはずなのに…。でも、私はとにかく城に戻りたくなかったから都合が良かった。
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