あの丘に…
外には何があるのかな?私はいつもそんな事を考えてながら窓から見える丘を見ていた。ここからはあの丘に昇る朝日と沈む夕日がよく見える。
今日の夕日はピンク色をしていた。
コンコン!!
その時、誰かが部屋の扉を叩いた。
「姫様~!!!
お支度できましたか?
お時間ですよ!!」
「は~い!!
もうちょっと待って!!」
私が生まれた時から私の世話をしてくれている
ゴアだ。
「OK!準備万端っ!!」
今日は毎年城で行われる、年に一度の舞踏会。
小さな国だけど、国民全員はさすがに呼べない。選ばれた人だけが、年に一度の最高のおしゃれをしてやってくる。私が国の人たちに会えるのはこの日だけ。って言っても私は一人、皆より高い所で椅子に座り、黒い薄いレースのカーテンで仕切られている。どんな格好をしてるかは分かる位で顔など分からない。私はただひたすら想像する。どんな話をしているのか、どんな表情をしているのか…。
今日の夕日はピンク色をしていた。
コンコン!!
その時、誰かが部屋の扉を叩いた。
「姫様~!!!
お支度できましたか?
お時間ですよ!!」
「は~い!!
もうちょっと待って!!」
私が生まれた時から私の世話をしてくれている
ゴアだ。
「OK!準備万端っ!!」
今日は毎年城で行われる、年に一度の舞踏会。
小さな国だけど、国民全員はさすがに呼べない。選ばれた人だけが、年に一度の最高のおしゃれをしてやってくる。私が国の人たちに会えるのはこの日だけ。って言っても私は一人、皆より高い所で椅子に座り、黒い薄いレースのカーテンで仕切られている。どんな格好をしてるかは分かる位で顔など分からない。私はただひたすら想像する。どんな話をしているのか、どんな表情をしているのか…。