翼を失くした天使の羽音
昼休み――。


約束通り、わたしと天人くんで生徒会室に行った。


生徒会長にクラスの出し物を伝えるために。




だけど……。



コンコン。


ドアをノックすると、すぐにドアが開いて……。



「あっれー、天人……と、ゆんちぃ!」



ぱああっ。

周りに花のオーラを振り撒きながら、登場したのが、この人。



「彩人」

「彩人くん」


だった。




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