2つにわれたチョコレート【完】



「どうしたの?」



心配そうに乃愛が聞いても、返事がない。



どうしたんだろう…。



「あ、悪ぃ。美味すぎて、言葉忘れてた」



なんだ!



分かるけどね、その気持ち!



執事さん、パティシエにでもなればいいのに。






今は、すごく楽しい。



だけど、また、いつか心が痛くなるときが

きっとくる気がする。




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