2つにわれたチョコレート【完】



これ以上、この優しい人を心配させちゃいけない。



そう思って…あたしは、笑顔を見せた。



もしかしたら、苦笑いみたいになってるかも。



「…よかった、ほんと。

クラス表、見てきたよ」



爽哉がいなかったのは、クラス表を見に行くためだったの?



「どうだったの?」



爽哉の笑顔で、少し気分もよくなってきた。



あたしは、笑顔で問いかける。




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