2つにわれたチョコレート【完】



「なんかあったなら、言いな!」



耳元で、乃愛が囁いた。






やっぱり…二人は、親友。



あたしのことを、ちゃんと見てくれてる。



「ごめん、麻耶。ちょっと外すわ」


「ごめんっ」



二人が麻耶にあやまって、教室をでた。



あたしは、手をひっぱられてついていく。



涙が、目からこぼれた。




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