2つにわれたチョコレート【完】



体温が奪われて、一気に寒くなる気がした。



(怖い…っ)



耐え切れなくなって、爽哉の胸を力強く押した。



悲しそうな顔をして、唇を離してくれた。



酸素をとりいれようと、必死に息をすう。



「…別れよっか、姫」




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