2つにわれたチョコレート【完】



こんなに、時間が遅く感じたのは初めてだった。






ホームルームが終わって、廊下にでた。



大地もすぐにやってくる。



どこからか手に入れた屋上の鍵を使って、屋上に入る大地。



あたしは後ろをついていくだけ。



「爽哉と別れたんだろ?」



大地との第一声。



爽哉から聞いたのかな。



あたしは、静かにうなずいた。




< 234 / 243 >

この作品をシェア

pagetop