2つにわれたチョコレート【完】



悔しいんだね、きっと。



ずっと隣にいたのは、あたしなのに

今は、ほかの女の子がいる。



なんか、ヤキモチみたいで…やだ、な。



「聞いてよ、緋苺。
さっき渡辺、ジャンケンで負けて自己紹介、最初だったの。なにも考えてなくて、名前いっただけで座ったんだよ!?」



恵があたしに笑いながら、喋ってくる。



でも、あたしは笑うだけでちゃんとは聞いてない…。




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