わがまま彼女
4
2月。
3年の俺は学校に行く日が少なくなった。
4月からは4年制の専門学校の進学が決まっている。
地元から離れて1人暮らし。
準備もだいたい終わっている。
部屋でゴロゴロしていると携帯のメールを知らせる着信音が鳴った。
「誰だ?」
今は昼の1時過ぎ。
咲季は学校だし・・・。
そう思いながら携帯を開くと相手は咲季だった。
「あいつ今学校だよな・・・?」
受信BOXを開いた。
from:橋本咲季
<本文>
ひーまー!!
優斗もひまでしょ?
-END-
・・・おい。
なんだその決め付けは。
それより今授業中だろーが。