お嬢と執事


悠汰Side



よかった。咲が気付いた。自分の気持ちに。





でもそれだけじゃいけない。





後は、奏汰。お前自身だ。






そう思ったとき…









プルルルプルルル







「もしもし。」





<兄ちゃん?>





「どした?」





<俺…結婚することになった。>





「は?何言ってんだよ!」





<…ごめん。だから咲のことは忘れる。>




「おいっ!」





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