お嬢と執事
俺は外に行って探すことにした。
「あれ?本郷君?咲と一緒じゃないの?」
咲の友達に声をかけられた。
「あー。それが起きたらいなかったんだよね。」
「じゃあやっぱりかー。」
「え?」
「あー陸君のとこに行ったんじゃない?」
ま…まさかな…。
「絶対告白だよね。陸君って咲にだけしか呼び捨てさせてないし。私たちでもダメって言われたの。まぁ陸君あのルックスだから相当モテるんだけど昔から咲一筋で…」
「その陸ってやつの家どこ?」
「え?そこの大きいスーパーの向かいの家だけど…。」
「そっか。サンキュ。」
「えっ?あっちょっと!」
俺はその子の言葉なんてもう頭に入らなかった。
咲がやばい。
そんなことで頭がいっぱいだった。