お嬢と執事


「どーした?」







「…。」







「おいっ!言えよ。何があったって?」







「り…陸が…死んだ…って。」






「は?」






「私のせいだ…私のっっせいだっっ!うぅっうっ。」






もう涙しか出てこないよ…。






私があの時陸を受け止めていれば…陸は死ななかったの?







「違う。咲のせいじゃない。とにかくあいつらのとこへ行くぞ。」







「…うん。」






そういって私たちはまた戻った。





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