お嬢と執事
自分の気持ち
想い
今、自分が何をしているのか分からない。
寝れないし、食欲がない。何もしたくない。ただ…一人になりたい。
陸の突然の死から2日経とうとしていた。
大型連休も今日で終わり。
明日から学校が始まる。
行きたくないというか…行く気が起こらない。
「陸…会いたいよ…。」
気付いたらこんなことを呟いていた。
私があの時ずっと陸といれば、陸の気持ちを受け止めていれば陸の寿命は少しでも延びた?
陸が死んだのは私のせいなの?
誰か…教えてよ…
そんなことを考えると自然と涙が溢れる。
奏汰に気付かれないようにこっそり泣いた。
「ウッ陸ッ」
出来るだけ声を押し殺して泣いた。