お嬢と執事



「で?理由は?」






「あっ、えっとですね…」





それから私は数分かけて陸の死や今までのことなど全て話した。






「…っていうことなんです。」






「で、その奏汰ってやつには黙ってきたわけ?」






「はい。一応出て行くってことは言ったんですけど、時間とかはなにも…。」






「そっか。きっとそいつ今慌てて探してるんだろうな。」






「え…。」







思いがけない言葉にビックリした。





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