またいつか
その日1日で私と深春はとても仲良くなった。
「ね、千春。」
「何?」
「私、今日千春の家に行ってみたいな。」
「私の?いいよ。」
突然だな、と思いつつも私は深春が家に来るのを許した。
─────高崎家
「ここだよ。」
私は家に深春を招き入れた。
「おかえり、千春。」
家に入ると母と今日は非番の父が玄関で出迎えてくれた。
「ただいま。この子、今日転校してきた桃井深春ちゃん。」
私は両親に深春を紹介した。
深春は一礼すると言った。
「初めまして、お義父さん、お義母さん。」
何だか意味深に深春は言った。
「!!」
その時、微妙に両親が動揺しているように思えた。
私の気のせい…?