俺夢
夢と現実
俺は一人だった
白い世界の中で横たわっている
ただ、存在しているだけだった

何も無い
誰も居ない
何も感じない

あたりまえだ
これは俺が望んだことだから

だが、最近は変わった
たまに人や風景が見える

知っているのもあれば
知らないものもある

「・・・・」

また来た
俺を連れ戻しに

「・・・来い」

イヤだ
戻りたくない
まだこっちにいたいんだ

周りが黒に染められていく
全身に軽い痛みを感じる
甘い匂いがした

俺の意識が闇に飲まれた




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