空と海(仮)

「さっきまで空っち言ってた。」

思わず私は苦笑いした。

「校長の話聞いてなかったんだろ」

「うっ…」

晋ちゃんにまで言われるとは。

「ね、お花見しようよ」

「風流なんか一番無い奴に限って言うな」

「玲のバカ」

希ちゃんは私と晋ちゃんを交互に見ると、玲君は「乗った」と言った。

「私は参加するわ」

雪は小さく挙手して言った。

「潤がいないなら行かない」

「空がいかないなら行かない…どうする空っち」

「小畑、五百円ハゲ作るぞ」

赤面しながら晋ちゃんは玲君の頭をグリグリしていた。

「私は参加するよ」

「じゅじゅどうする?」

思いつき丸出しの小畑君のあだ名。

きっと潤君のこと。

「僕も行こうかな…」

「俺も行く」

結局いつものメンバー。

「どこ?」

「そこに公園あるしそこ」
希ちゃんが公園を指差す。

「山があるから登るみたいなノリだな」

この二人は夫婦漫才みたいって言われるのが分かる気がした。

お昼をそこらで買って鞄を持って公園に向かう事になった。

< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

。
may/著

総文字数/15,207

ファンタジー31ページ

表紙を見る
School
may/著

総文字数/17,939

恋愛(その他)40ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop