LOVE STORY 【完】
それからキャシーは、隙あらば家を抜け出し、丘に向かいました。
行けばいつもジャックがいて、一緒に星を眺めていました。
次第にキャシーはジャックに惹かれ始め、いつからかジャックもキャシーに好意を寄せていました。
そんなある日、いつものようにジャックに家まで送ってもらうと、門の前には両親が待っていました。
「ママ、パパ…」
二人はとても怒っています。
「ごめんなさい、ジャックは悪くないの、私が星を見に行きたくて連れて行ってくれただけなのよ」
するとお父さんが口を開きました。