オオカミ少年
12話 壊れかけた愛情
帰りの会が終わり私と葵は急いで教室を出ようとした。
あんな補習なんかしたくない。
あんな奴と補習するくらいなら一生馬鹿でもいい。
そう思いドアに手をかけるといきなり扉が開いた。
私の前に立ちはだかる人。
邪魔…。
私はそう思い少し顔をあげた。
その瞬間、私の顔が変わった。
「あ?テメー、帰るつもりか??」
…出た、竹内廉。
顔なかんかあげないで上手く避けて歩けば良かった。
なんて考えてる事も出来ず今日も偉そうに私を見下ろす竹内廉に謝罪した。
「補習でしたね。スイマセン」
竹内廉に気づかれないように嫌味たらしく言う私の隣には憧れの眼差しで竹内廉を見つめる葵。
つきたいため息を抑え俯くと急に竹内廉に腕を捕まれた。
凄い力で。
「行くぞ」
呆然とした私の腕を引き早々と歩き始めた竹内廉。
「葵~、ごめーん!!」
大声で唖然としている葵に謝った。
こんな事になるなら葵に言っとけば良かった…。
「早く座れよ」
そう言われ学習室のソファーに大人しく座った。
…昨日、竹内廉とキスした場所。
「今日は何でしょうか」
昨日の事を思いだし敬語になってしまう。
「何で敬語なんだよ」
そう不満げに言い竹内廉は私の隣に座る。
昨日と同じ位置。
「今日は…」
そう言う竹内廉の顔が近い。
あんな補習なんかしたくない。
あんな奴と補習するくらいなら一生馬鹿でもいい。
そう思いドアに手をかけるといきなり扉が開いた。
私の前に立ちはだかる人。
邪魔…。
私はそう思い少し顔をあげた。
その瞬間、私の顔が変わった。
「あ?テメー、帰るつもりか??」
…出た、竹内廉。
顔なかんかあげないで上手く避けて歩けば良かった。
なんて考えてる事も出来ず今日も偉そうに私を見下ろす竹内廉に謝罪した。
「補習でしたね。スイマセン」
竹内廉に気づかれないように嫌味たらしく言う私の隣には憧れの眼差しで竹内廉を見つめる葵。
つきたいため息を抑え俯くと急に竹内廉に腕を捕まれた。
凄い力で。
「行くぞ」
呆然とした私の腕を引き早々と歩き始めた竹内廉。
「葵~、ごめーん!!」
大声で唖然としている葵に謝った。
こんな事になるなら葵に言っとけば良かった…。
「早く座れよ」
そう言われ学習室のソファーに大人しく座った。
…昨日、竹内廉とキスした場所。
「今日は何でしょうか」
昨日の事を思いだし敬語になってしまう。
「何で敬語なんだよ」
そう不満げに言い竹内廉は私の隣に座る。
昨日と同じ位置。
「今日は…」
そう言う竹内廉の顔が近い。