XO醤
シュウジが歩き出すとちらほら声がかかる。
「シュウちゃん、遊ぼうよー」
馴れ馴れしく話かけてきたのは、ミキという少女ホームレス、親に捨てられた身の上だ。
「おう、ミキか、今からコウ爺のとこいくんだ、一緒にくるか?」
「行くー!けど、横の男の人だれ?怖い…」
「こいつは内藤、知り合いの知り合いみたいな奴だ」
「ぼっちゃん、ひどい、私誠心誠意生まれた時から尽くして参りましたのに!」
内藤はひどく傷ついた。
そして、一同はテクテクと歩き出した。
「コウ爺、元気かなぁ、シュウちゃんも久しぶりなんでしょ?」
「ああ、そうだな」
シュウジはどこか神妙な面持ちである。
日が暮れ初めてきた。
ちょうどスラム街が一望できる場所へと差し掛かった。夕日が紅くあたりを照らしている。
「ぼっちゃん、この長い階段の先は貴族街ですが、どういうことです?」
内藤が聞いてきた。
「コウ爺はスラムの長でな、貴族街とスラムの境界線にテントを張って住んでるんだ。それこそ、色んな情報から、武器、弾薬、食料まで、なんでも、持ってる」
「初耳ですね、そんな方がいたとは」
内藤は少し不機嫌そうに言った。
「シュウちゃん、遊ぼうよー」
馴れ馴れしく話かけてきたのは、ミキという少女ホームレス、親に捨てられた身の上だ。
「おう、ミキか、今からコウ爺のとこいくんだ、一緒にくるか?」
「行くー!けど、横の男の人だれ?怖い…」
「こいつは内藤、知り合いの知り合いみたいな奴だ」
「ぼっちゃん、ひどい、私誠心誠意生まれた時から尽くして参りましたのに!」
内藤はひどく傷ついた。
そして、一同はテクテクと歩き出した。
「コウ爺、元気かなぁ、シュウちゃんも久しぶりなんでしょ?」
「ああ、そうだな」
シュウジはどこか神妙な面持ちである。
日が暮れ初めてきた。
ちょうどスラム街が一望できる場所へと差し掛かった。夕日が紅くあたりを照らしている。
「ぼっちゃん、この長い階段の先は貴族街ですが、どういうことです?」
内藤が聞いてきた。
「コウ爺はスラムの長でな、貴族街とスラムの境界線にテントを張って住んでるんだ。それこそ、色んな情報から、武器、弾薬、食料まで、なんでも、持ってる」
「初耳ですね、そんな方がいたとは」
内藤は少し不機嫌そうに言った。