幼馴染みの定理

なりたい




私には高校生になってから、なってみたい事が出来た。


理由はすごく単純。


携帯小説を読むと、よく幼馴染みという設定が出てくる。


しかも、相手の事を家族と同じくらい、いや、家族よりも分かってくれている。


そういう話を読むと私の妄想ワールドは全開してしまうのだ。

つまりは簡潔に言うと、そんな素晴らしい存在が私も欲しいということである。


しかしながら私には昔からの知り合いなんていない訳でござる。


「うん。そーか、そーか。あんたの言いたい事は分かったから。とりあえず、その変な話し方やめようか?芽維(めい)ちゃん。」


「なっ!?変な話し方とは、どういう意味でございますか、捺弥(なつみ)殿。」


「そーだね、そーだね。あんたはいつも“幼馴染み”の話になると興奮しちゃって話し方、変になっちゃうんだよね…。黙ってれば、かわいいのに。」


「ん~?捺弥なんか言った?」

「何にも言ってませーん。(自分がかわいい事、自覚なしだもんなぁ)」



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