キス魔なキミはワケあり甘々王子様①

なんて、人間観察してる場合じゃないか。


「・・・・な・・・」


えっ?

光なんか言ってる?



「奈々・・センセ・・・・・」



信じられなかった。


きっと、

こんな二人で楽しく話してる時間が
続くと

続いてほしいって思ってたのかも
しれない。



・・だから、

それほどショックが大きかったの。



奈々先生?

夢に出てくるほど好きなの?



どうして、

先生の身代わりは私??



くやしい・・・。




光の作戦にはまってしまった
私が。


バッ!!


「いって!?」



私は、



光が膝で寝ているのも忘れて勢い
よく立ち上がった。



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