キス魔なキミはワケあり甘々王子様①

「快李・・ゴホッなんかあった・・・?」


今では、


名前で呼ばれるのさえ切ない。



悲しい。苦しいの。



「あれ・・快李・・帰ったのか?」



私は、


光が完全に目を覚ます前に
部屋を飛び出していた。



好きなんだ・・奈々先生が。



苦しいよ・・・・・・。



それ以上に、


止めたいな。



この、


頬に伝っている冷たいものを。



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