キス魔なキミはワケあり甘々王子様①
「もぅ!泣くなら、真実を本人から
聞くけばいいじゃん?」
「無理だよぉ~。ヒック」
そんな勇気、
私なんかにあるはずないもん。
私は、小さい人間だもん。
「ははっ。快李、かなり光クンにはまって
るんでしょ?弱気な快李新鮮すぎるわぁ~」
笑いながらそう言った茄歩。
褒めてるの・・・?
かなり貶してるんだろうね・・・・・・。
「なにそれッ!ちゃんと褒めてよ!!」
「なに言ってんの!?すっごく褒めて
るじゃんか!!
快李は、光クンがすっごく大好きなの。
だから、わがままとかになれてん
だよ?」
わがまま・・・?
私・・・・・・、
「私最初からわがままだったじゃん」
「まったくだったよ。我慢しすぎ!!
もっと意見いえばいいじゃん?」
我慢・・・?
だって・・・私のことなんて・・
小さい悩みとか
言われるのがオチでしょ??