キス魔なキミはワケあり甘々王子様①
「じゃぁ、またね?快李ちゃん。
馬鹿な“弟”をよろしく!!」
「あっ、はい・・・ってえっ!!?」
「どうかした?」
「今・・弟って・・・・・・」
先生の弟??
誰のこと??
この学校にいるの!?
「姉貴早く保健室帰れよ!!」
「姉貴!?」
「あはは。やっぱり勘違いしてたの
ね~」
勘違い!?
どうゆうこと!?
私は、頭がついていかなかった。
「だから、私の名前は“荒垣奈々”
正真正銘の光のお姉さんなの!」
「なに改まっていってんだ?」
「快李ちゃんが、光は私のこと好き
って思ってたみたいなの」
「まじで!?ありえねぇだろ!!
けど、なんでだ?」
「そういえば、どうして??」
そのまま二人の視線は私に送られた。
うぅ。
いきなりすぎない!?
「決定的な理由はなんなの!?」
先生はすっごく聞きたいらしく、
私との距離がすごく
近い・・・・・・。