最後のnear
-2-
まだあたしが小さい頃
親繋がりで知り合った男の子
あたしより一つ年上
大輔
あたしわだいって呼ぶようになった
あたしが悪さするたびに
親わだいの家にあたしを置いていった
小学二年生
あたしわ一人
おやに置いてかれた
皆優しかった。
だいの繋がりで友達もできた
その友達から彼氏もできた
それからチームを作った
白夜
だい‥チームなんて作らなければよかったね
そぅすればうちらの運命変わってたね
あたし達わ単車乗り回して喧嘩した
あたしとだいわ2人だけ他のチームに入った
白夜を抜けずに‥
-シャブ-
足を踏み入れちゃいけないとこに足を踏み入れた
あたしわ売上金を持って逃げた
だいと一緒に2人で単車飛ばして海についた
『だい‥これ投げてもいいかな?』
『いんぢゃね?』
『だよね』
そぅ言ってあたしわ海に投げた
『これからどうする?』
『チームの皆も心配だし帰ろう』
このとき帰らなければ‥
あたしがケジメつけとけば‥
だいが居なくならなくて済んだのに‥
皆が傷つかなくて済んだのに