生きていて、育っていて。
「ゆ…き!遊稀!!」


玲音が私の名前を叫んでる気がする…これは…夢?それとも...


「遊稀!しっかりしろ!目を覚ませ!」


私はこれが現実だとわかった。


目を覚ましたら、私は病院のベッドの上に居た。


「遊稀!!!!!

みんな!遊稀が目を覚ました!!」


「遊稀!?大丈夫!?」


あ...お母さん...どうして泣いてるの?やめて、泣かないで...??


「おい!しかっりしろ!!!」


お父さん…ちょっと涙目になってるよ?かっこ悪いじゃん…自慢のお父さん…


「遊稀?ねぇお願い!しっかりして!!!」


お姉ちゃん…私はしっかりして...る、よ?


「遊稀...起きろよ!!」


お兄ちゃん...久しぶりだね...


「遊稀!!ゴメンな!助けてあげられなくてゴメンな!!」


玲音?謝らないでよ...ダメだよ...


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