生きていて、育っていて。
「「いってきま~す」」



「いってらっしゃい。気をつけるのよ。」


「はぁい!!」



いつも通りの朝。ちょっと寒いけど朝だ


「遊稀…寒くねぇ?」


「ん。平気だよ」


「お前の平気は平気じゃねえからな!!ほら!」


そう言って玲音は私にコートをかけてくれた。



「あ...『ありがとう』」


「ん、何か言った??」


「なっなんでもないよ!!」


「そか、それにしても寒いな...」


「嘘!!やっぱ私大丈夫だから玲音着て!」


「俺はいいから!遊稀に風邪ひかれたら困るの俺だし~。」


「ちょっ!なにそれ!!」


「ハハハッ!もうそろそろ学校着くぞ!」


「ちょっと待ってよ!!」


いつもと変わらない日々、戻ってきてくれた日々。


ずっと続いてくれますように...
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