貴女はシンデレラ、私はジュリエット
 


「どうした?」


彼はあたしに問い掛ける。

優しそうな、笑顔で。


「……ごめんね、なんでもないよ」


ごめんね。

心の中で、私の大切な彼女に謝った。

ごめんね。


 
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