たったひとりの王子様 [完]



今は2時だ。


夕飯の買い出しにでも行ってくるか。


明美が起きたら、あわてる顔が思い浮かぶから…

テーブルにメモを残した。




今日は明美が好きな

大学芋、だしてやるか。








数時間後、家から明美の

悲鳴が聞こえる、なんて知らなかった。




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