たったひとりの王子様 [完]



頭の中では、ありえないことが考えられている。


全て、あたしの妄想。


絶対に…。



「…明美。なんでよかったか、分かる?」



あたしが言うヒマをくれないで、由宇は答えた。



















「明美のことが。



好き


だからだよ」






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