たったひとりの王子様 [完]



「…何してんの?」


「…きゃあっ!」



座ってるのもつかれたから、寝ころがっていると、

いきなりうしろから、声がかかった。


誰もいない、って思っていたあたしは、おもいっきり叫んでしまった。




は、はずかしい…。


こんなところで泣いてるあたしが、オカシイのは知ってるけど…。


叫んじゃったよっ!




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