たったひとりの王子様 [完]



相変わらず、オヒメサマの意味はわかんなかったけど。


幸せな気分になれたし。


ま…いっかぁ…。




教室に、手をつないで戻った。


柚香ちゃんが、そんなあたしたちに気付いて、駆け寄ってきた。


すごい笑顔で。




クラスの女の子の視線が痛い…と言ったら、



「胸はりな! 彼女でしょ!」



ってゆう、柚香ちゃんらしい答えが返ってきた。



感動して柚香ちゃんに抱き着いた。




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