たったひとりの王子様 [完]



考えてたら、部屋のドアがノックされた。



由宇が部屋に入ってきたから、電話をきる。






…にしても柚香、どこからかけてたんだろう?



屋上だったり?









「…やだよ、絶対」



そんなの嫌。



あたしは子供みたいに泣いて、由宇を部屋から追い出した。



お昼ご飯は、勝手につくって食べた。



夕飯のときには…由宇はいなかった。




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