たったひとりの王子様 [完]



この二人は信じたい…。


小さくうなずいて、二人についていった。




いったのは屋上。


金井くんの顔が、うかんだ。



「ほら、連れてきたぞ」



千佳ちゃんがあたしの背中を押した。


反動で、軽く前にすすむ。




連れてきた、って…誰かいるの?


あたりを見ても、誰もいない。


もしかして、幽霊!?


この二人、霊感あるの!?



「…サンキュ」




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