たったひとりの王子様 [完]



「リーダーは、俺。守るのは明美で、鬼は金井」



鬼ってゆうより、なんか…。



「魔女が金井くんで、王子様が由宇、姫があたしみたいだね」



柚香と一緒に、声をあげて笑う。



お姫様モノ好きなんだよね。



シンデレラとか…眠り姫とか。






由宇がいきなり、右のひざを床につき、左のひざをたてた。



「姫様、俺があなたを守りつづけます」




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