小春日和


いた!
8番の子…


それは幸輝に似た雰囲気の男の子だった。
友達と仲良く喋っている。

私はその人から目が離せなかった。


それに気付いた京香が、


「あれ~?もしかして幸輝じゃない?」

「え?知ってるの…?」

「うん。従兄弟なんだ。まさかこの高校だったんだ、偶然!」

「そう…なんだ……」

「ん?日和どうしたの?なんか動揺してない?」

「べ、別に!」


そりゃ、動揺もするよ…
今はいない彼氏と同姓同名なんて……





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