続②・絶対温度-私の定義-

「……寝てるじゃないの」


閉じられた瞼で睫毛の長さにため息が落ちそうになる。結ばれた薄い唇からは寝息さえ聞こえない。上品な寝方だわね。
思わず、生きてるのか胸に手をあてて確かめてしまう位、綺麗な寝顔だった。



「…お疲れ、関谷」



メリークリスマス。


小さく呟いてそっと黒髪を撫でる。









明日は休日。このままただゆっくり、あんたと時間を過ごすのもいいかもしれない、だなんて。



苦笑を漏らせば関谷が僅かに体を動かせた。






to be continued...


< 35 / 35 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:26

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

calculator

総文字数/2,527

恋愛(ラブコメ)1ページ

表紙を見る
駄目男、最低。

総文字数/11,157

恋愛(キケン・ダーク)43ページ

表紙を見る
お持ち帰りしていいですか?

総文字数/1,699

恋愛(純愛)3ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop