カラフル


「話してみてーな。マイナスイメージの奴ほど興味あるんだよ」


私達は帰り道の堤防を歩いている


隣に歩いている梅はなにやら熱く語っている


「なんで?」


「周りがそいつと合わなくても俺とは合う奴かもしれないじゃん?」


そう言って梅はこっちを見ながら親指を立てニッと笑う



「でも合わないかもしれないじゃん」


「それがわかんないから話したいんだよ!50分の1の1が、オレかもしれねぇしさ。
低い可能性ほどかけてみたくね?」


梅はそういう奴だった


周りがどう思ってようがその人にぶつかっていく


人との出会いを楽しんでる


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