カラフル


夕方の空は夕日で、オレンジ色の空になっていた


「あー…」


私は一人堤防でうちひしがれる


そんな私だけど後悔はする…


(ちょっと「余計なことすんな」はひどかったかな…)


ため息が自然と私の口からこぼれ落ちる



ザッ

草の踏む音がした


後ろを振り向くとそこに立っていたのは水木君だった


「え…」


「…」


風が吹き私達の髪や服がなびく

水木君は何も言わずただ夕日を見ているようだった

< 32 / 54 >

この作品をシェア

pagetop