カラフル


会議室のドアを開けるとダルそうにイスに座る水木君がいた


「教える範囲はこの紙に書いてあるから、じゃあ倉田よろしく頼むな」


「あ、お…ちょっ…」


逃げるかのように担任は出ていってしまった


(って受けたのはいいものの…教えるってどうすれば…)


そう色々考えているとしばらく沈黙が流れてしまった


(とりあえず雑談でも…)


「こんな季節に転校って珍しい…よね」


「…」


(…無視?)

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