PLAYBALL
でも朝行くとあたしの下駄箱に上履きがない。
「どうしよー???」
「どうしたー???」
「上履きがないの」
「えっ?!まぢどこー???」
一緒になって雄也が探してくれた。
「あったぁー」
あたしの上履きはゴミ箱にあった。
これっていじめだよね???
いじめ。いじめ。いじめ。
すると雄也が頭をポンポンと撫でてくれた。
「俺が守るからな!」
そしてずっと手を握ってくれた。
女子からの目線。
やっぱ気になる。
気にしちゃいけないって分かってるのに。
でも雄也の優しさにたすけられる。
雄也はいつも移動教室だって着いて来てくれた。