PLAYBALL


「ッ…麻緒っ」

「雄也っ」

同じタイミングでお互いに寄り添い、抱き合った。

「たまにゎ会いに来てね…あたしずっとずっと待ってるから…約束まもってよね…」

「だからさっきから言ってんだろ?俺ゎ約束守って…」

雄也もいつのまにか涙目なっていた。

「俺…ダセーな…男のくせに好きな女の前で泣くなんて…」

「ダサくなんかないよ…たまにゎ雄也の弱いとこみしてよ…」

最後にキスをした。
指を絡め合わせて…


その指をゆっくりと離した。
お互いこの指を離したくないかのようだった。

「お互い後ろ見ないで歩こうぜ?ぢゃなきゃ俺、麻緒のこと抱きしめたくなる…」

あたしゎ声にもならず頷いた。

お互い前を向いて歩いた。
後ろからゎ雄也のすすり泣きが聞こえていますぐに抱きしめたかったけど雄也との約束だから…

あたしゎ涙を拭った。



やっぱあたしダメだ…
自分から言ったのに涙とまんないや…
あたしにゎ雄也が必要なんだね…
やっとまた結ばれたのに…
あたし達ゎ何度もはなれるんだね…
そーゆー運命なんだね…
でもまた結ばれる…あたしゎそう信じるよ…
いつか雄也が迎えに来てくれるって…



野球馬鹿…約束守れよ…
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