PLAYBALL


雄也はそのあと親まで呼び出され怒られた。

雄也はあたしを守るためにかばってくれただけなのに。
そう思うと涙がとまらなかった。

「今度はあたしが雄也を守る」
そう思った。

先生には帰れって言われたけど家路を戻り学校へ向かった。

そして今あたしは相談室の前にいる。

雄也は先生の質問になんにも答えない。
このままぢゃ全部雄也のせいになっちゃうぢゃん!
そう思った。
そして意を決してドアをあけた。

「雄也はなんにも悪くない!雄也はあたしを守るために一樹君(殴られた子)を殴ったの!だから雄也を怒らないでッ!」

今まで出した事ないくらいの大きな声がでた。
それにいつのまにか泣いてた。


あたし雄也の事守れたかな?

そして雄也ありがと。
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